Read Article

歌の発声は「あくびの口で」とは「口の大きさ」ではない!?

歌の発声は「あくびの口で」とは「口の大きさ」ではない!?
Pocket

歌を歌うときはあくびの口で!」なんてどこかで言われるじゃないですか?
なんだかそれが常識のように。

大抵の場合「あくびをするときのように口を開けて」という
あくび発生時の口の大きさで歌えというサイズ的ニュアンスを意味しているような気がします。

でもこれはちょっと違うのではないかなと思います。
これをあくびをするときの脱力度だったり、あくびという一連の動作の際の
身体の動きに注目して考えると、ちょっとつかみやすいんじゃないかなと思います。

 

多分、最初にそういう比喩を使った人はこういうことを言いたかったのではないでしょうか。
そのあと言葉だけが独り歩きしてしまっている状態という、歌の世界にありがちなパターン…

 

あくびの口でというのはあくびをするときの口の大きさで、、
というのも間違っていないのかもしれませんが
でも僕は大口を開けて思い切りあくびをするので、とてもじゃないけどその口では歌えません…照

 

あくびの口の大きさではなく、一連の動作なら参考にしてよい

あくびをハイスピードカメラでスローで見たところを想像してみて下さい。
このときのひとつひとつの動きはたしかに歌にも役立つ部分かもしれないなと思います。

息を軽く吸い込む → お腹や胸が膨らむ → 口が稼働し始める → 息が流れる → 声が漏れる → 眠くなる

 

こんなことが順々に起こっているのではないかなと思います。

ちなみに「あくび スーパースロー」で検索したら、やたら猫のあくびの動画が出てきました。
猫のあくび動画って人気なんですね。。
たしかに結構豹変するんでびっくりです…。

参考までにどうぞ。笑

あくびで歌うのポイントは脱力?

さて、「あくびの口」と「」の関連性に話しを戻します。
個人的には「脱力」という点ではこの教えは参考になるような気がしています。
あくびをするときは大抵のひとは脱力しているはずで、
勇ましくあくびをする人っていませんよね。

そう、歌を歌うときの課題のひとつに「脱力」があります。
高音が出ないのでもなんでもこの脱力問題がいつもついて回ります。

 

「歌を歌おう」と妙に構えてしまってダメになるんですね。。

 

その状態ってとっても「不自然」な訳で、
たとえいま上手く歌えていても、絶対どこかで無理が来ます。
(し、僕らが声楽の発声を身に付けるのを良しとするのもここらへんに理由があります)

 

ちなみにあまり意識していないかもしれませんが、
ボイストレーニング」と「ヴォーカルトレーニング」は別物だと思っています。
というのは、たとえ発声練習で上手く出来ていても、いざ曲になった途端出来ないということは
よくあるんです。それだけ「歌う」という行為には余計な力が入ってしまうんです。

 

余計な力を入れない

脱力というよりはこちらの方がより近いニュアンスですね。
あくびという行為だってはかかるべきころには力がかかっているはずですから。

「ふわぁーぁ」とあくびで声が漏れるときのあの感じは
空間の作り方とかでも参考になるのかもしれません。。

ちょっと今回は取り留めのない話しになってしまいましたが、
アクビの口というのは決してサイズの話しをしてるのではないと覚えておいて頂ければなと思います

Pocket

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top