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ミュージカルの歌い方のコツは「しゃべるように歌う」コト

ミュージカルの歌い方のコツは「しゃべるように歌う」コト
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ミュージカルソングを歌いたい
なんとなく歌えている気はするけど、どうなんだろ…

みたいに感じているひとは多いんじゃないでしょうか?

ミュージカルの場合、カラオケとかで歌うJポップともちょっと違う気もしますしね

ミュージカルを歌うときに気にすべきはやはり…

喋るように歌う、これに限る

と思うんですよね。

でもコレは文字ではどうしても伝えにくい…
(ようするに、口先で歌うのはNGですよということなんですが。)

ミュージカルを見るのが苦手な人がよく言う

突然歌い出した感あるやつ。

それはまさに歌とセリフの声が急に変わったりするからだと思うんですよねー。

ほんとにプロでもたくさんいるじゃないですか?
歌になった途端、急に声色が変わるというか…。

「突然歌いだした感」というのは、演出や音楽的につながりが不自然なこともありつつも
やはり「歌い方」にあると思うんですよ。

いま歌ってますぜっ!的な。
海外の役者がやっているのを見るとそこにあまり違和感はありません。
なぜなら、外国語というのは、深い響きのところで発語する言語で、そこに音階をつけただけなんですね。

もちろん日本語もそうなんですが、現代人が喋る日本語は平坦な口先で話すようになってますのでちょっと違うんです。

 

よく「役者が歌を歌っているのか」「歌手が役を演じているのか」なんていう論争が出てくるのこんなところからかもしれませんね。

 

それからもうひとつ…

感情を込めて歌いすぎないのも大事かと。

まず歌になるからかしこまって
喋るように歌う

歌い上げる必要はないんです。

でも結局は歌唱力という意味での基礎が出来ていないと
見る人が見れば歴然です。

「響き」「呼吸」「発語」コレが大事。

マイクに頼って歌っているなーと感じてしまったときの興ざめ感は半端ないです。

感情を込めた気になってる、ただの酔ってるだけの歌い方になってませんか?

譜割りを無視して歌ってしまったり

楽譜通り歌ったって情感とかは表現出来るはずなんですよねー

だって、そこらへんの感情表現を音楽で補うために歌になっているわけであって
そうじゃないならセリフのままでいいんだし。

歌詞と旋律の流れで感情の起伏がある程度担保されるように作っているはずだし、という話。

そこに個人的に余計な感情乗せて上塗りしてもコテコテになるだけな気がします。

品がないよね。

だから歌詞を一度しゃべってみよう

そのまんま。

余計なことは考えずに。

息の流れとか、歌詞が持つ音の流れとかを感じ取れるはずです。

例えば、カラオケなどでもよく歌われるアランメンケン作曲のアラジン「A whole new world」

「見ーせてーあげよーう、かーがやーくせかーい。」

みたいな始まりですが、

「見せてあげよう輝く世界」

と文章として読み上げてみてください。
しゃべってみてください。

ここでのポイントは2つ。
まずひとつは発音として、しゃべるように発音するというポイント
それから、文節。

「見ーせてっ、あげよーう。かぁーがゆぁーくっ、せかーうぃー」

歌になるとこうやって変な文節で切っているひとがとても多い。

「見せてあげよう/輝く世界(を)」という音節があって、そこには日本語としての節回しが元々あるはず。
それを損ねないように歌う、と。

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