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ミュージカルの歌い方をマスターするには声楽のスキルを身に付けるべし。

ミュージカルの歌い方をマスターするには声楽のスキルを身に付けるべし。
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ミュージカルってどうやって歌えば良いの?
カラオケは得意なのにミュージカルソングは歌えない

そんな悩みをお持ちの方はいると思います。

ミュージカルにおいて歌のうまさというのはもちろん重要なんですが
ミュージカルの歌い方なんていうものが明確に定義されている訳ではないんです。

 

というのも、、、
ロック系ミュージカルであればロック寄りに歌えないといけない。
マンマミーアのようなポップス系ミュージカルであればポップス風に。
オペラ座の怪人のようなクラシカルミュージカルであればクラシックに歌う。

 

そういう離れ業がミュージカルには求められます。

逆に言えば、、
すべての歌がそれなりに歌える能力というのは求められるのがミュージカルである
とも言えるのではないかと思います。

 

とするならば…

 

ミュージカルに必須なのはあらゆる歌を歌いこなせる基礎技術だ

ロックとポップス、クラシックでは全く歌い方が違うという認識をお持ちじゃないですか?

 

たしかに聞こえ方は全然違います。。
が、根っこの部分の発声法は実はほぼ同じだったりするんです。

いわゆる基礎の部分。
その基礎のうえに、枝葉のように歌い方が分かれているというのが実際のところです。
(これはかなり乱暴な言い方ではありますが…)

この「基礎」の部分をより正当派で効率的に身に付ける方法が「声楽を学ぶこと」と言えるでしょう。

なんで声楽がミュージカル向きなのか…

さて、声楽というのはクラシックにおける発声ですね。

クラシックというと抵抗あるひとが多いです。
が、やっぱりあらゆる歌の基礎は声楽にあると言っていいです。
ミュージカルというのは西洋音楽の上に成り立っている訳でして、
その西洋系の音楽の原点を辿って行くとクラシックの歌に辿り着くことからもそう言えますね。

 

例えば、声楽の歌唱法のひとつの「ベルカント」。
これはイタリアの伝統的な歌唱法で、オペラの発展とともに確立されていきました。

ベルカントではより自然な声を良しとして、不自然なものは悪とされる、そういう歌い方です。


「不自然なもの=無理をした声」
ですね。

どんなに高い音もどんなに難しい、フレーズも難なく歌ってみせる
それも広い歌劇場に届く声で。
それを追求しているのがベルカントです。
どうでしょうかね?
ミュージカルと全く同じじゃないですかね?

 

ミュージカルではもちろんマイクを使います。
が、声やエネルギーを無理なく客席の端まで届かせる能力は必須ですよね?

 

それに、、
無理なく歌うというのは、すなわちロングラン向きということに他なりません。

 

こういう点から考えても声楽のスキルを身に付けることが、
ミュージカルの歌い方をマスターする近道と言えます。

あとはその基礎の上に、ロック寄りに歌うのかそれともクラシカルか、、。

というように歌い分ければいいだけです。。

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