
ピアノを弾いている身としてはなるべく避けたい腱鞘炎…。
人によっては「腱鞘炎になって一人前」みたいなことを言うひともいますが時代錯誤も甚だしい。
(腱鞘炎になるということは、少なからず実力以上に負荷がかかっている状態に他なりません。)
手首がちょっと痛むと、「え、腱鞘炎かな…」なんてびくびくしますよね。
でも腱鞘炎は悪化させないことが大事なので、そうやって敏感なのはいいことです。
手首や肘がピリピリする…など少しでも気になったときは練習を控えましょう。
ピアニストの命とも言える手ですから、腱鞘炎について正しく理解してしっかりと付き合っていくことが大切です。
音楽家というのはある意味でアスリートに近い職業ですので、自分の身体のメカニズムをわかっていないといけません。
そこで、腱鞘炎の症状とその予防法について簡単に説明します。
そもそも腱鞘炎って?
腱鞘炎はなってしまったら最後、完治するまで時間がかかります。
なので対処法よりまずは予防が第一です。
腱鞘炎はその名の通り、腱鞘が炎症を起こしてしまう症状を指します。
腱鞘というのは、指や手を動かすための腱を包んでいる鞘のような部分を差します。
(わかりやすい図があったので参考に貼っておきます。)
(出典:http://www.yashima-seikotsuin.com/kensyouen/)
関節を動かす際に、この腱鞘も一緒に動くのですが、これの滑りが悪くなったり
腱自体と摩擦を起こしてしまったりしているのが腱鞘炎の症状です。
指が曲げづらかったり、違和感があったりというのが初期症状です。
公益社団法人日本整形外科学会のHPによると、
指に症状が出るのは「ばね指」、手首に腱鞘炎の症状が出るのを「ドゲルバン病」というそう。
いまや、スマホの使い過ぎでもなりうる現代病のひとつでもあります。
ピアニストの腱鞘炎予防のための3つの心得
①ブランク明けは気をつけろ
腱鞘炎に一気になりかねないのが、「久しぶりにピアノを弾いた」というとき。
数ヶ月、あるいは数年ぶりにピアノを弾いたとき、ついつい弾き込んでしまう…
筋力が落ちているはずなので、これでは腱鞘炎まっしぐらです。
特に、久しぶりで思うように弾けないからって
躍起になって大きく弾いたり、無理矢理早いパッセージを弾いたりとかは避けましょう。
②準備運動→脱力→クールダウン
長くピアノと付き合ってきた方には釈迦に説法だとは思いますがやはり準備運動は大事です。
前述したように、楽器の演奏というのはアスリートに近いです。
準備運動もしないで、いきなり100mダッシュしたらケガをするに決まっていますよね。
ですので、練習前は必ずストレッチをしましょう。
特に、手首を重点的に行うのはもちろんのこと、全身の体操をして血の巡りを良くすることです。
練習後も同じです。
弾いている最中も脱力を心がけ、時折休憩をとってオーバーワークにならないようにしましょう。
③日常のケアが大事
ピアニストにとって手は資本です。
日常のケアが腱鞘炎予防にもつながります。
例えば、練習後のストレッチはもちろんのこと、
寝る前にツボ押し等を行うのも効果があるかもしれません。
また洗面器などにお湯を張って腕を浸けておくのでも、筋肉のこわばりがゆるんでいくでしょう。
ツボ押しやストレッチの方法については、IT企業のLIGさんがブログでわかりやすくまとめてくれています。
→(タイピング・マウス操作の腱鞘炎の症状に効く8つの部位別ストレッチとツボ押し方法)
マウスやタイピングで腱鞘炎になりがちなIT企業の記事ですが、参考になるかと思います。
まとめ
腱鞘炎になってしまったら、なかなか治りません。
時間がかかるのが腱鞘炎の治療のツラいところ…
その間、ピアノを練習することも譜読みをすることが出来なくなってしまいます。
ピアニストにとって指や手は生命線。
ですから日常からケアをして、腱鞘炎予防をしていきましょう
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